「クラウドファンディングの代行に頼む価値はあるのかな?」
「クラウドファンディング代行の費用やサービス内容を知りたい!」
「依頼する際はどんなことに気を付ければいいのだろう?」
クラウドファンディングの活用は、これからWeb参入を検討している事業者にとって大変魅力的なツールです。挑戦者数は年々増加しており、最近では代行会社を利用する方も増えています。
しかし、いざ代行を依頼するとなると、冒頭のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、クラウドファンディング代行に関する以下のテーマについて、わかりやすくまとめました。
- クラウドファンディングの代行は依頼する価値があるか
- 代行の種類・サポート内容・費用など
- 代行を依頼した方がいいケース
- 代行を選ぶ際のポイント
- 代行を依頼する際の注意点
本記事を、クラウドファンディング代行会社に依頼するかどうかの判断材料として、ぜひお役立てください。
クラウドファンディングに挑戦
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クラウドファンディングの代行とは?
クラウドファンディングの代行とは、プロジェクトを円滑に進めるために、専門家が代理で業務を請け負う外部委託サービスのことをいいます。
「プロジェクト実行者」と「クラウドファンディングサイト」をつなぐ役割を果たし、実行者の負担を減らして実りある結果が得られるよう導きます。
ひと言で「代行」といっても内容はさまざまなので、依頼する際は「どの程度依頼するか」を決めておく必要があるでしょう。
クラウドファンディングの代行は費用対効果で決める
クラウドファンディングの代行は依頼する価値があるのでしょうか。結論からいうと「費用対効果」で判断するのが正解です。
プロジェクトの各工程にどのくらいのコストが発生するのかを見極め「外注でどれくらいコスト削減できるのか」といった観点で検討します。
まず、クラウドファンディングの全行程の作業内容をこの記事で把握し、自分たちでどの程度の作業ができるのかを考えてみてください。そのうえで、代行の「サポート内容と価格」が予算に見合っているか、総合的に判断します。
費用対効果があると判断できれば、代行はプロジェクト成功に向けて「依頼する価値がある」といえるでしょう。
クラウドファンディング代行の種類
クラウドファンディング代行会社のサポート内容は、大きく分けると以下の3つに分類できます。
- フルサポート
- 一部サポート
- コンサルティング
上記3つの特徴は以下のとおりです。
種類 | サポート内容 | 作業量 | コスト |
---|---|---|---|
フルサポート | 業務全般を代行 (企画から終了後のフォローまで) | 大きく減る | 高い |
一部サポート | 作業の一部を代行 (プロジェクトページの制作・リターンの配送など) | 依頼した分は減る | 中(依頼内容による) |
コンサルティング | ノウハウの提供・相談 | それほど変わらない | 安い |
上記の表は分類の一例であり、実際はその境界があいまいで、「一部サポート」にコンサルティングを含むケースも多々あります。
また、同じ分類の代行でも業者によって実力の差が大きいため、価格には大きな開きがあります(費用については後述)。
どのタイプに依頼するとしても「自社の悩みは何か」「何のためにクラウドファンディングを行うのか」を明確にして、目的に合った代行会社を選んでください。
クラウドファンディング代行に含まれるサポート内容
クラウドファンディングのサポート内容は多岐にわたります。以下はサポート内容の一例です。
- プロジェクト内容の提案
- 戦略立案
- 事前集客用コンテンツ制作(LPなど)
- プラットフォームへの申請代行
- 画像や動画の撮影・編集
- プロジェクトページの文章作成
- プレスリリースの出稿
- 広告・SNS運用
- 支援者対応
- プロジェクト公開中:施策の軌道修正・発信のサポート
- プロジェクト終了後:販路拡大に向けた準備
フルサポートでもすべての項目に対応している代行会社はまれで、一般的には上記の1/3~2/3くらいに対応しているところが多い印象です。
「事前集客用コンテンツ制作」や「プレスリリースの出稿」「広告・SNS運用」など、プロジェクトページ制作以外に時間と手間がかかる作業は、別途有料になるケースが多くなります。
「どの程度コストをかけられるか」「何に重点を置きたいか」によって、取捨選択してみてください。
クラウドファンディング代行にかかる費用
クラウドファンディングの代行には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
代行会社の料金システムは、主に次の5パターンになります。
- 成果報酬のみ
- 基本料金+成功報酬
- 基本料金+個別作業料金
- 基本料金のみ
- 時間契約
上記の相場は、おおよそ次のとおりです。
システム | 費用 |
---|---|
成功報酬 | 調達支援金額の10~30%くらい |
基本料金 | 数万円~数十万円 |
個別作業料金 | 数千円~20万円くらい |
時間契約 | 数千円~3万円くらい |
上記のように、クラウドファンディング代行の利用料は、代行会社の手腕やサポート内容によって大きな開きがあります。
実力のある代行会社は、サポートが手厚いかわりに価格はどうしても高額になりがちです。一方、経験が浅くアドバイスが定型化している代行会社は安い傾向があります。
予算との相談になりますが、代行会社の選定は慎重に行ってください。
クラウドファンディング代行における実際の流れ
ここでは、クラウドファンディングを代行会社に依頼した場合の流れや、かかる日数について解説していきます。
代行に依頼した場合の流れ
クラウドファンディングの代行は、一般的に次のような流れで進みます。
フルサポートタイプの例
代行会社の多くは問い合わせが無料なので、気軽に相談してみることをオススメします。その後、面談や電話などで案件の確認とサポート内容の説明が済むと、見積もりを提示されるでしょう。
検討した結果、この時点で依頼を取りやめてもまったく問題はありません。
正式に申し込みをして契約が成立したら、プロジェクトの終了まで代行会社と協力して目標達成を目指してください。
プロジェクトの終了後、アフターフォローサービスがある業者の場合は、プロジェクトの結果を有効活用するためのアドバイスがもらえます。
クラウドファンディングの手順については、関連記事「クラウドファンディングのやり方・始め方とは?成功へ導く11の方法で解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
依頼からプロジェクト終了までに要する期間
代行会社への依頼から、プロジェクト終了までは平均3~4ヶ月、支援金の振り込みまでは4~5ヶ月かかります。
詳細は以下のとおりです。
- 依頼からプロジェクト公開までの期間:1ヶ月半から2ヶ月くらい
- プロジェクト公開期間:40~60日くらい
- 支援金の振り込み:プロジェクト終了から30日~50日後
事前集客用LPの作成など、集客に力を入れたい場合は準備に3ヶ月以上かかることもあります。
また、支援金の振り込みはプロジェクト終了から1ヶ月以上あとになるので注意しましょう。
(プラットフォームにより異なるため、事前に確認されることをオススメします)
クラウドファンディングは得るものが大きい魅力的なツールですが、手間と時間がかかるのは避けられません。忙しい方は代行会社の利用を検討してみるとよいでしょう。
クラウドファンディング代行を依頼した方がいいケース
クラウドファンディングの代行がよく利用されるのは、次のようなケースです。
- 時間や人手が足りない
- ノウハウを知りたい
- クラウドファンディングを経営に役立てたい
順に説明していきます。
時間や人手が足りない
作業時間や人手が足りない実行者にとって、クラウドファンディングの代行は強い味方になるでしょう。
代理会社の利用が向いているケースは、以下のとおりです。
- 本業が忙しく十分な時間をとれない方
- 作業を手伝ってもらえる人が少ない方
- 準備にあまり時間をかけられない方
時間や人手が足りない場合は「フルサポートタイプ」や「一部サポートタイプ」の代行がオススメです。
ノウハウを知りたい
クラウドファンディングのノウハウを知りたい方は、経験や実力のある代行会社を利用すると、効果的なやり方やコツを教えてもらえます。
具体的には以下のような方に向いています。
- 成果を出すために最適なやり方を知りたい方
- 自社や自社商品の魅力を効果的に伝える方法がわからない方
- プロジェクトの告知方法がわからない方
- リターンの効果的な設定方法を知りたい方
- 過去に失敗したことがある方
ノウハウを知りたい場合は、経験の浅い代行会社を利用すると有益なアドバイスを得られない可能性があります。必ず実績数と制作事例を確認してから依頼しましょう。
クラウドファンディングを経営に役立てたい
事業でクラウドファンディングを行う場合、次のような方は代行会社の利用に向いています。
- クラウドファンディングをマーケティングとして活用する方法がわからない方
- プロジェクトの結果を販路拡大につなげる方法がわからない方
上記のような方は、代行会社の担当者が経営戦略に詳しいか確認されることをオススメします。契約前の面談時に「クラウドファンディングの結果を経営に有効活用できますか」などと、聞いてみるといいかもしれません。
クラウドファンディングの実績があり、経営知識もある業者なら、有益なアドバイスを得られるでしょう。
クラウドファンディングは何回でも挑戦でき、自社の魅力を存分に発信できるツールです。
親身になってくれる代行会社を見つけられれば、クラウドファンディングによって大きくステップアップすることも夢ではありません。
ぜひ、手間を惜しまずに優良な代行会社を探し出してください。
クラウドファンディングのビジネス活用については、関連記事「クラウドファンディングをビジネスで活用【注目】成功事例をまじえて解説!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
クラウドファンディング代行を選ぶ際のポイント
クラウドファンディング利用者の増加とともに、代行会社の数も年々増えています。多くの代行会社のなかから、どのように依頼先を選べば良いのでしょうか。
チェックしておきたいポイントは以下の5つです。
- サポート内容
- 価格
- 実績数
- 制作事例が魅力的か
- 説明が丁寧でわかりやすいか
代行会社を選定する際は、実績数と制作事例は要チェックです。制作事例のプロジェクトページを確認して「ひきつけるものがあるか」で判断するとよいでしょう。
また、プロジェクトの成功に向けて話し合いの機会が多くなるので「相談しやすい雰囲気」も大切です。
クラウドファンディング代行を依頼する際の注意点
クラウドファンディングの代行会社を選ぶ際「手間がかかりません」「すべてお任せ」などを売り言葉にしている場合は注意しましょう。
プロジェクトページに記載する「実行者の想い」が十分に伝わらず、クラウドファンディングを行う目的がずれてしまう可能性があるからです。
クラウドファンディングはWeb戦術のひとつです。実行者に応じた戦略を立てる必要があるため、代行会社と実行者は二人三脚で取り組まなくては、魅力的なプロジェクトになりません。
自社商品の良さを最大限引き出してもらったり、プロジェクトによって何を目指すべきかアドバイスをもらったりするには、自社を深く知ってもらうために相応のコミュニケーションが必要なのです。
せっかくお金を払って依頼するのですから、代行会社としっかり協力して魅力的なプロジェクトにしましょう。
クラウドファンディング代行は依頼するべき?のまとめ
クラウドファンディングの代行は「費用対効果」で依頼すべきかどうかを判断します。
その際、代行会社を価格のみで決めてしまうと失敗する可能性が高くなるので、サポート内容や実績などを総合して判断しましょう。
優良な代行会社と出会えれば、プロジェクト終了後も経営の相談ができる最強のパートナーになるかもしれません。
ぜひ、この記事を参考に代行会社をうまく活用し、貴社のクラウドファンディングを成功させてください。
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