クラウドファンディングページ作成!読みたくなる3つのコツ【2022年最新】

    3tips

    クラウドファンディングの支援には、プロジェクトの内容に興味を持ってもらうことが必要不可欠。

    どんなに商品やサービスに自信があっても、その内容が伝わらなければ支援してもらえない。

    しかし、日々新しいプロジェクトが立ち上がる現状で、支援者が上から下までプロジェクトページを見ているとも限らない。

    ページ最文末まで読了するのは、ページにアクセスする人の20%程度。

    このデータ(弊社が長年培った情報)はとても大切なことです。まさかと思うかもしれないが、自分目線で考えてください。

    気になったプロジェクトを開いてしっかり最文末まで見ていますか…。
    多くの方は冒頭は読むけど、そこでブラウザーバックをしていないでしょうか。

    これからプロジェクトページを作成する方へ参考になるように、ここでは、読んでもらうためのクラウドファンディングページの作り方を3つのコツとしてお伝えします。

    これからお伝えする内容は、実際に私の制作で実施している方法です。

    1. ページタイトル
    2. ストーリー3文
    3. 本文冒頭

    弊社はMakuakeページ作成を得意としているため、Makuakeを基準とさせていただきます。以下の情報は約70プロジェクト、支援金総額1億円以上。総支援者数1万人超えの経験が基となります。

    作成の仕方は人それぞれです。あくまでも1つの作成例として参考になれば幸いです。

    この記事を書いた人
    • クラウドファンディングページ制作歴7年目
    • 携わったプロジェクト数は80オーバー
    • ご相談件数は約250件以上
    • 累計支援金総額1.3億円、総支援者数1.7万人
    合同会社あおに 堀川です

    クラウドファンディングに挑戦
    記事に迷ったら上から順にお読みください

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    14. クラウドファンディングのリターン(お返し)の相場は?ポイントを解説
    15. クラウドファンディングで商品を購入する方法【簡単・安全】
    16. クラウドファンディングの成功率を高める!失敗例から施策まで解説!
    17. クラウドファンディングページ作成!読みたくなる3つのコツ
    18. クラウドファンディングが達成しなかったら?【プロが教える】5つのリスクへの備え方
    19. 融資とクラウドファンディングの違い!知っておくべき資金調達
    20. クラウドファンディングでトラブルを回避するための基礎知識と具体事例
    目次

    ポイント1 ページタイトル

    プロジェクト一覧

    支援者がプロジェクト一覧を見たときにまず目にする部分がTOPバナー画像とタイトルです。プロジェクトは上記画像のようにTOPバナー画像とタイトルの組み合わせで表示されます。

    私は、TOPバナー画像が「商品の全体図」。
    タイトルは「商品の特徴」を伝えるものとして考えています。

    制作をする上で一番大切な部分であり、ここで惹きつけることが出来なければせっかくのプロジェクトもないに等しくなります。

    TOPバナー画像は写真や文字などのデザイン、掲載サイズの大きさなど複雑なため、別の記事でまとめさせていただきます。

    もう一方のタイトルは、文字制限のある中で商品の特徴を簡潔にまとめて伝えなければいけません。

    初めての方にとっては何をどのように書くかは難しい問題です。そこで私の作り方を例にしてご紹介します。

    大きさも使い方も変わる。キャッシュレス対応ショルダーポーチで身軽な暮らしを

    柿渋&化学反応の力で徹底ガード。菌やウイルスが恐れる工芸品「柿渋染めマスク」

    この2つは過去に実施したプロジェクトです。どちらも『。』で区切り、前半・後半の2つの文章にしています。

    前半:その商品やサービスの特徴を伝える

    TOP画像でも大まかな内容は伝わりますが、文章にすることでより具体性が増します。またその商品の強みを書くことにより、他の商品との差別化にもなります。

    この差別化が明確であるほど支援者を惹きつけ、結果としてプロジェクトをクリックしてくれます。

    後半:どんな体験ができるのか。(稀に詳細を伝えた商品名)

    私の制作ではどんな体験ができるのかを書きます。では、なぜ商品名を書かないのか、その理由は2つあります。

    1つめは、文字制限です。

    前半の特徴を書くと、残りの文字数はわずかとなります。そこに商品名(サービス名)を書き足すとそれだけで終わってしまいます。また商品名だと内容がわからないものも多いからです。

    大切なことなので繰り返しますが、私が思うに、タイトルで一番重要なのは支援者を惹きつけることです。商品名やサービス名では惹きつけにくいと考えています。

    一方で検索やSEO対策として商品名は効果あるのではないかと意見もあります。しかし、クラウドファンディングに出る商品やサービスはまだ知られていないものが大半です。それらを固有名詞を使って検索するでしょうか。

    したがって、私は商品名ではなくカテゴリーで書くことが多いです。

    2つ目は、モノやサービスが溢れている現状です。

    世の中を探せば同じような商品・サービスが出てくることもしばしば。前半の特徴だけでは、こんなのよくあるよねと思われても仕方ありません。そこで体験を伝えることにより、支援した未来を想像してもらいます。

    同じような商品やサービスがあっても、体験する未来は同じとは限りません。また体験のワクワクやドキドキを伝えれば、より詳しく知りたいとクリックに繋がります。

    ポイント2 ストーリー3文

    ストーリー3文

    プロジェクトページの一番最初に表示されるのが3つのストーリーです。これらは本文を要約した場所となります。

    例えば人に何かを説明するとき、結論をまず伝えた方が内容を理解してもらいやすくなります。ここの重要性はそれとまったく同じと考えています。

    • どんな特徴なのか
    • どんな差別化があるのか
    • 誰がやっているのか
    • どんなリターンがあるのか

    何を書けばいいか迷っている方のために、誰でもできる簡単な方法をお教えします。それは、プロジェクト内容を中学生で習った『5W1H』にまとめ、客観視することです。

    まずプロジェクト内容を簡潔にまとめます。終わったら気になる別のプロジェクトを見て、なぜ気になったのか、何に興味をもったのかなどを客観視します。

    その感じた客観視を基に、まとめた内容から簡潔な3文を作ります。そのあと肉付けをすれば完成です。もし自身がなければ、できたものを他人に見せて反応を見るのもいいかもしれません。

    ポイント3 本文冒頭

    冒頭デザイン

    本文冒頭がどこまでかは定かではありませんが、個人的な感覚として1、2スクロールぐらいと考えています。

    ページ最文末まで読了するのは、ページにアクセスする人の20%程度。

    クリックした支援者はこの数スクロールまでは見てくれますが、それ以降はこの本文冒頭の見せ方で変わってきます。では、どのように見せるのかそれは『フック』です。

    要は、冒頭からストレートに物事を伝えても、見る側はその準備ができていないので伝わりにくいのが事実です。それを解決するためにワンクッションとなるフック、つまり『問題提起』となります。

    タイトルやストーリー3文だけでは、支援者はまだちょっと気になるくらいの感覚です。そういった気持ちを変えるには、問題提起で他人事から私事にし、思わず共感してもらうことが必要です。

    人は潜在的に変化を嫌っているため物事を疑います。だからこそ『私のことだ』と思わせる気持ちの変化を与えないと、時間を割いて読み進めようとはしれくれません。

    そして最後に一番重要なのが、その気持ちを解決する商品やサービスがここにあると宣言することです。気持ちの変化が起きているまさに今、その解決策を提案するのです。

    ここから生まれる安心感が興味へと繋がり、最文末まで読むきっかけになります。

    さいごに

    私が作成したプロジェクトページが最後まで読まれてるかを確かめることはできません。これを読まれた方は、ここまでのことに信頼性がないのではと思われるはずです。

    しかし、私が携わったプロジェクトは『初めてプロジェクトをクリックした人がそのまま支援する率』が高いと評価を受けています。これは実際にMakuakeのインサイトから確認することができます。

    そのまま支援する人が、ページの内容を確認しないで支援するとは考えにくい。その結果から、私の制作方法は一定の評価があるのではないかとの考えにいたりました。

    また最近はクラウドファンディングにおける制作の質も上がり、中小企業や小規模事業主には参加しても見せ方で劣ってしまい、評価されにくいのではないかと感じています。

    制作依頼ができる企業であれば問題はないですが、そうでない企業もたくさんあることを実感しています。そのため、ご自身で作成される方に何か1つでも参考になれば嬉しいです。

    『合同会社あおに』では、クラウドファンディングを実行したい企業のためにサポートもおこなっております。記事の内容についてより深く知りたい方へ、オンラインミーティングを実施しています。

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