「検索に引っかかるようにするにはどうすればいいんだろう?」
「検索に引っかかるために最低限やるべきことを知りたい!」
「できれば上位表示させたい」
ホームページを立ち上げても、そもそも検索に出てこないとどうすればいいのかわからなくなりますよね。外注する予算がない場合は自社で解決するしかなく、「とりあえず原因だけでも知りたい」というのが本音でしょう。
そこでこの記事では、以下の内容を解説していきます。
- 検索に引っかからない原因
- 検索に引っかかるようにするための仕組み
- 検索に引っかかるためにやっておくべきこと
- Googleに登録されているか?2つの確認方法
- 検索に引っかからないときの対策
- 検索順位を上げるためにやっておきたいこと
自社サイトが検索に引っかからずにお悩みの方だけでなく、これからサイトを立ち上げる方にもオススメの内容です。
自社サイトをブランディングや集客に活用できるよう、ぜひ本記事をお役立てください。
合同会社あおに 代表 堀川 雄一
企業が抱えるコミュニケーションの問題解決に、ストーリーテリングを軸としたコミュニケーションデザインで伴走支援することを事業としています。クラウドファンディングのご相談は約290件以上。多くの失敗例と成功例を目の当たりにした経験から、ただただ制作をするのではなく、お客さまを知り、会社やプロダクトの真価を引き出し、コミュニケーションの壁を取り払い、”びくびく”した気持ちを”わくわく”に変えています。
検索に引っかからない原因
ホームページが検索に引っかからない原因は、Google(グーグル)検索エンジンにサイト登録されていないか、または登録に時間がかかっているかのどちらかです。
Googleはサイト登録ができていないとサイトの存在を認識できません。また、サイト登録には時間がかかるため、検索結果に反映されるには日数を要します。
ここで検索エンジンについて、簡単に説明しておきましょう。
「インターネット上に数多く存在する情報から、検索者が知りたい情報を探し出すためのシステム」のこと
日本で6月 2023に最も利用された検索エンジン(出典 similarweb)
主な検索エンジンはGoogleのほかYahoo!(ヤフー)やマイクロソフト社が運営しているBing(ビング)など。そのなかでもGoogleのシェアは圧倒的に高く、全世界では9割以上の方に利用されています。
Yahoo!については2011年からGoogleの検索技術を導入しているので、Googleとほぼ同じ検索結果が出てきます。
Yahoo!にはヤフー知恵袋やヤフーニュースなどの独自コンテンツが表示されますが、その他の検索順位はGoogleがベースになっているのです。
このような理由から、自社サイトが検索に引っかかるようにするには、シェアが圧倒的に大きいGoogleへの対策をしておけば問題ないと考えられます。
検索に引っかかるようにするための仕組み
自社サイトが検索に引っかかるようにするために、まずはGoogle検索エンジンの仕組みについて理解しておきましょう。
Google検索エンジンは、次のような流れで検索順位を決定しています。
- クロール:Webページを見つける
- インデックス:Webページを登録する
- ランキング:検索順位が決まる
1つずつみていきましょう。
クロール:Webページを見つける
Google検索エンジンは「クローラ」と呼ばれる自動プログラムによってWebページを発見・巡回し、データを収集しています。このクローラがWebページを発見・巡回・データ収集することを「クロール」といいます。
Googleには新しく追加されたページや更新されたページがひと目でわかるリストがありません。そこでクローラが絶えず巡回してデータ収集し、既存のデータベースに追加しているのです。
検索に引っかかるようにするには、クローラがサイトを発見しやすいような対策をおこないます(対策方法は次章で解説)。
インデックス:Webページを登録する
クローラがWebページを巡回して集めてきた膨大な量のデータを、Googleのデータベースに登録することを「インデックス」といいます。ただし、すべてのデータがインデックスされるわけではありません。
コンテンツの品質が低い場合やメタデータ(本体データの付帯情報)の内容によっては、登録されないケースもあります。また、インデックスにはある程度時間がかかる点も覚えておきましょう。
ランキング:検索順位が決まる
ユーザーが検索すると、Googleはインデックスされた情報のなかから「読者に有益な情報」をランキングにして表示します。この「ランキングを決定する仕組み」のことを「検索アルゴリズム」といいます。
Googleの検索アルゴリズムには200以上もの指標があり、その指標をもとにページの価値を評価してランキングにしているのです。
検索アルゴリズムの全容がわかれば対策しやすいのですが、残念ながら詳細は明らかにされていません。ただし、重要な指針については発表されているのでチェックしておきましょう。
Googleの検索順位の決定方法については、関連記事「検索で一番上に出てくる理由とは【初心者向け】Googleが上位表示する仕組み」にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
【重要】検索に引っかかるようにするには?必ずやっておくべきこと
検索に引っかかるようにするには、最低限次のような対策が必要です。
- Googleにサイトマップを送信する
- Googleにインデックス登録をリクエストする
- 記事のテーマとなるキーワードを決める
- キーワードの検索ニーズを満たすコンテンツを作成する
それぞれ詳しくみていきましょう。
Googleにサイトマップを送信する
検索に引っかかるようにする対策として、ぜひやっておきたいのが「Googleにサイトマップを送る」こと。
サイトマップを送信すると、Googleに各ページの存在をまとめて通知できるのでインデックス登録されやすくなります。
サイトマップ送信のやり方は、以下のとおり。
- XMLサイトマップを作成しておく
- グーグルサーチコンソールにログインする
- 左のメニューのなかから「サイトマップ」をクリックする
- 「新しいサイトマップの追加」の欄にサイトマップのURLを入力して送信する
サイトマップの送信は、以上4ステップで完了です。実は、サイトマップにはHTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類あります。
- HTMLサイトマップ:読者のためのサイトマップ
- XMLサイトマップ:Googleクローラのためのサイトマップ
検索に引っかかるようにするにはXMLサイトマップが必要です。
GoogleにXMLサイトマップの存在を知らせると、自社サイトのページをクローラが回りやすくなり、インデックス登録されやすくなります。
Googleにインデックス登録をリクエストする
Google検索に引っかかるようにする対策として、2つ目は「インデックス登録をリクエストする」ことです。
具体的なやり方は以下のとおりです。
- グーグルサーチコンソールにログインする
- 左のメニューのなかから「URL検査」をクリックする
- 一番上の検索窓にインデックス登録したいページのURLを入力して検索する
- 「インデックス登録をリクエスト」のボタンをクリックする
インデックス登録のリクエストは簡単にできるので、ぜひやってみてください。
記事のテーマとなるキーワードを決める
Google検索に引っかかるようにするため、コンテンツ内容にあった検索キーワード(検索窓に入力する言葉)を設定しておきましょう。
Googleアルゴリズムは検索キーワードをもとに検索順位を決定するので、検索キーワードをわかりやすくアピールしておく必要があるからです。
また、検索キーワードが決まっていないと「誰の悩みを解決する記事なのか」がブレてしまうため、読者に対しても満足度が下がってしまいます。
つまり、検索キーワードの選定はGoogleと読者の双方に対して必要不可欠な手段なのです。
コンテンツを作成する際は最初にキーワードを決めておき、そのキーワードで検索した人が満足できる記事に仕上げましょう。
キーワードの検索ニーズを満たすコンテンツを作成する
検索キーワードが決まったら、読者の検索意図を満たすコンテンツを作成していきます。
コンテンツ内容が検索意図とズレていると「ユーザーの満足度が低い記事」とみなされ、Googleに評価してもらえないからです。
たとえば「確定申告はいつまでにすればいいか」を知りたい人が「確定申告 いつまで」と検索した場合。
もし検索上位に「確定申告とは」といった確定申告の意味を説明するコンテンツが並んでいると、ユーザーはGoogleに対して不信感を抱くでしょう。
Googleにとってそれは不名誉なことなので、「確定申告はいつまでか」の問いにわかりやすく回答している記事を上位表示しています。
このように、検索に引っかかるようにするには「キーワードの検索意図を正しく判断」して「検索ニーズに忠実なコンテンツを作成」する必要があるのです。
Googleに登録されているか?2つの確認方法
ここまで説明してきた施策を済ませたうえで、Googleにインデックス登録されているか不安な場合は、以下の内容を試してみましょう。
- 「site:」で検索してみる
- グーグルサーチコンソールで確認してみる
それぞれ詳しく解説していきます。
「site:」で検索してみる
Googleのインデックス登録が完了しているか確かめる方法として、まずは以下を試してみてください。
本記事の場合なら「site:https://aoni.jp/note/get-caught-in-a-search/ 」のように入力して検索します。
検索結果の最上位に表示されれば、インデックス登録は完了。表示されなかった場合は「登録に時間がかかっている」か「コンテンツに問題がある」と考えられます。
コンテンツに問題がある場合は、次章に対策がありますので確認してみてください。
グーグルサーチコンソールで確認してみる
Googleのインデックス登録が完了しているかは、グーグルサーチコンソールでも確認できます。
- グーグルサーチコンソールにログインする
- 左のメニューのなかから「URL検査」をクリックする
- 一番上の検索窓にインデックス登録したいページのURLを入力して検索する
- 右上の「公開URLをテスト」のボタンをクリックする
上記を試してみて、インデックス登録されていたら「URLはGoogleに登録されています」と表示されます。
また、もしインデックス登録ができていなかったら「URLはGoogleに登録できます」と表示されます。この場合は「インデックス登録をリクエスト」をクリックしてリクエスト申請しましょう。
ただし、コンテンツに問題がある場合はリクエストしてもインデックスされないので、次章の対策をおこなってください。
検索に引っかからないときの対策
検索に引っかからない場合は、以下の5つを試してみましょう。
- 見つからない設定になっていないか確認する
- スマホに対応したデザインにする
- ページタイトルを最適化する
- コンテンツ内容を見直す
- 見出しタグを最適化する
上記の対策がすべて「インデックス登録の条件として必須」というわけではありません。しかし、検索上位に表示されるためにはどれも欠かせない施策です。
1つずつ確認していきましょう。
見つからない設定になっていないか確認する
検索に引っかからないときの対策として、確認しておきたいのが「Googleのクローラに見つからない設定になっていないか」です。
コンテンツを隠すための代表的な設定は以下の2つ。
- robots.txt
- noindex
これらは低品質なコンテンツなど、Google検索エンジンに見つけてほしくない場合に設定します。
検索結果に表示したいWebページが上記のような設定になっていないか、自分で確認できない場合はエンジニアにみてもらいましょう。
スマホに対応したデザインにする
検索に引っかからない場合は、Webページのデザインがスマートフォンに対応しているか確認してみてください。
近年、個人のインターネット利用がスマートフォン中心になっているのをふまえて、GoogleがWebページのモバイル対応を重視しているからです。そのため、スマートフォンに対応していないWebサイトは検索上位に表示されにくくなっています。
Webページを公開する際は、スマートフォンでも見やすいデザインになっているか確認する習慣をつけましょう。
ページタイトルを最適化する
公開した記事が検索に引っかかるようにするために「ページタイトルの最適化」は必ずやっておきたい施策です。コンテンツ内容に忠実なタイトルを付けることによって、Google検索エンジンにも読者にも評価されるからです。
具体的なテクニックは以下のとおり。
- コンテンツ内容との整合性をとる
- 設定した検索キーワードをタイトルの前半に入れる
- 思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルを考える
検索結果に表示される文字数は、全角の場合パソコンで28~30文字、スマートフォンで33~36文字くらいです。この文字数を超えると省略されてしまうので、検索キーワードはタイトルの前半に入れましょう。
コンテンツ内容を見直す
検索に引っかかるようにするには、コンテンツ内容も重要なポイントです。Googleは「インデックス登録されていても検索結果に表示されない場合がある」と公言しているからです。
具体的には、以下のようなケースがあげられます。
- コンテンツの品質が低い
- コンテンツ内容と検索キーワードが関連していない
良質なコンテンツを作るには、ユーザーの検索意図を正確に把握して「読者が知りたいこと」を網羅した記事に仕上げる必要があります。
検索キーワードで上位表示されているコンテンツが「Googleが高く評価している記事」なので、ぜひ参考にしてみてください。
ただし、上位記事と内容が似通っていればGoogleに評価されません。同じ内容の記事が検索結果に出てきても検索者にとってメリットがないからです。
検索に引っかかるようにするには、ユーザーの検索意図を満たしつつオリジナルな内容で記事制作することが大切です。
見出しタグを最適化する
検索に引っかかるようにするためには「見出しタグの最適化」もぜひやっておきたい施策です。
「見出しタグの最適化」とは、プログラム言語であるHTMLを使って、適切な階層構造になるように見出しをマーク付けすること。見出しタグには階層があり、h1からh6で表します。
たとえば、本記事では、以下のようになります。
- h1:本記事のタイトル「検索に引っかかるようにするには【これで解決】確認方法や対策も解説」
- h2:この章の大見出し「検索に引っかからないときの対策」
- h3:この節の小見出し「見出しタグを最適化する」
適切でない見出しタグの例は「強調させたい文字の装飾としてhタグを使用する」こと。見出しタグは階層を意識して、正しい順序で使用しましょう。
検索順位を上げるために最低限やっておきたい3つのこと
検索に引っかかるようにするだけでなく、できれば検索順位を上げたいのがサイト運営者の本音でしょう。
ここでは「検索順位を上げるために最低限やっておきたいこと」として、以下の内容にて解説していきます。
- 定期的にリライトして更新する
- ページ表示速度を改善する
- URLを正規化する
- できればやっておきたいこと
それぞれ詳しくみていきましょう。
定期的にリライトして更新する
検索順位を上げるためには、定期的にリライトしてコンテンツ内容を更新していくと効果的です。リライトとは、公開済みのコンテンツを改善する作業のこと。
どんなに良質なコンテンツでも、公開当初の内容で検索上位を維持するのは非常に困難です。
リライトが必要な主な理由は以下のとおり。
- 古くなった情報を最新の情報に更新するため
- 競合調査して、不足している内容を追加するため
- 変化していく検索アルゴリズム(検索順位を決定する仕組み)に対応するため
公開した記事は、上記をふまえて定期的にリライトしていきましょう。
ページ表示速度を改善する
検索順位を上げるために、ページの表示速度改善も重要なポイントです。ページ表示速度とは、検索を始めてから表示されるまでの時間のこと。
Googleは近年、ページ表示速度をとくに重要視しています。表示速度が遅いと、ユーザーにとって大きなストレスになるからです。
ページ表示速度を確認するには「Googleアナリティクス」や「Google PageSpeed Insights」などのツールを使用します。
改善方法として、初心者が取り組みやすいのは画像データの圧縮です。他にも改善方法はいくつかありますが、専門知識のない方はエンジニアに依頼するとよいでしょう。
URLを正規化する
検索順位を上げるために「URLの正規化」はぜひやっておきたい施策です。
「URLの正規化」とは、サイト内に似た内容のWebページがある場合、Google検索エンジンに評価してもらいたいURLに1本化すること。
URLを正規化していないと、クローラが巡回しにくくなったり、重複コンテンツとしてGoogleからペナルティを科されたりして、検索順位が上がりにくくなります。
プログラミング知識のない方は、エンジニアに依頼してURLを正規化してもらいましょう。
できればやっておきたいこと
検索順位を上げるために、できれば以下についてもやっておくと安心です。
- 検索対象外ページや低品質コンテンツはnoindex処理をする
- リンク切れがないか確認する
なお、検索順位の上げ方については、関連記事「検索で一番上に出てくる理由とは【初心者向け】Googleが上位表示する仕組み」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
上位表示を狙うのは簡単ではない
ここまで、初心者向けに最低限の施策をご紹介してきましたが「想像以上にやることがたくさんある」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、本業のある方が片手間で上位表示を狙うのは厳しいのが現実です。
その理由は以下のとおり。
- 競合対策など、やることが多すぎる
- 専門知識が必要
- 各種ツールが必要
以上のような理由から、自社メディアを検索上位に表示させたい方は、専門業者への依頼を検討されることをおすすめします。
検索に引っかかるようにするには」のまとめ
今回は「検索に引っかかるようにするためにやっておきたいこと」や「検索順位を上げる施策」について解説しました。
「検索意図を満たした良質なコンテンツ」と「XMLサイトマップ」が準備できれば、インデックス登録自体は比較的簡単にできるでしょう。
しかし、検索に引っかかるようになっても検索上位に表示されないと、ユーザーに閲覧してもらえる可能性はほとんどありません。検索上位に表示されるには「知識・時間・専門ツール」の3つの要素が必要になります。
弊社あおにでは、中小企業を対象にSEO対策(検索エンジンからのサイト流入を増やす施策)に関するお手伝いをしております。
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