「検索順位が上がらないのはどうしてだろう?」
「検索順位を上げるために何をすればいいのかな?」
「検索順位を上げてアクセス数を増やしたい!」
「検索順位を上げる方法」を検索すると、上位表示させるための施策がたくさん出てきます。
しかし、初心者にとっては専門用語が多かったりやることが多すぎたりで、難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容をわかりやすく解説していきます。
- Googleで上位表示される評価ポイント
- 検索順位を上げるための8つのSEO対策
- 良質なコンテンツとは
- 検索順位を確認できるツール
- 検索順位を上げるためにやってはいけないこと
本記事を読めば「Googleはどんなコンテンツを高く評価するのか」や「読者満足度の高いコンテンツ制作方法」がわかります。
初心者向けにわかりやすく解説していますので、自社サイトの検索順位が上がらずにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
合同会社あおに 代表 堀川 雄一
企業が抱えるコミュニケーションの問題解決に、ストーリーテリングを軸としたコミュニケーションデザインで伴走支援することを事業としています。クラウドファンディングのご相談は約290件以上。多くの失敗例と成功例を目の当たりにした経験から、ただただ制作をするのではなく、お客さまを知り、会社やプロダクトの真価を引き出し、コミュニケーションの壁を取り払い、”びくびく”した気持ちを”わくわく”に変えています。
検索順位を上げるには!上位表示される評価ポイントを解説
検索順位を上げるには、Googleの評価ポイントを把握しておく必要があります。
Google検索品質評価ガイドラインをみると、以下の3点を重要視していることがわかります。
- 検索ニーズを満たしているか(Needs Met)
- ページの品質(Page Quality)
- 使いやすさ(Usability)
Googleは「ユーザーが知りたいこと」を「ハイクオリティな内容」で「見やすく表示」されるコンテンツを高く評価しています。
これは、Googleがユーザーの満足度を重要視していることを意味します。具体的にどのような対策をすればいいのか、次の章で確認していきましょう。
検索順位を上げるための8つのSEO対策
検索順位を上げるために、とくに重要となるSEO対策(上位表示させるための施策)は以下の8つです。
- 適切なキーワードを選定する
- タイトルや見出しにキーワードを含める
- 内部リンクを設置する
- スマートフォンに対応する
- 表示スピードを改善する
- 被リンクを獲得する
- URLを正規化する
- その他のSEO内部施策
専門用語の意味も含め、順に詳しく解説していきます。
適切なキーワードを選定する
検索順位を上げるには、記事の内容を端的に反映するキーワードを選ぶ必要があります。ここでいう「キーワード」とは、ユーザーが検索窓に入力する言葉のことです。
たとえば「マーケティングとは」と検索してマーケティングツールの紹介に終始する記事が出てきたら、読者はストレスを感じてしまうでしょう。
また、キーワードを選ぶ際は検索ボリューム(月間検索回数)も必ずチェックしてください。検索ボリュームが大き過ぎると、競合が強く上位表示できないからです。
サイトの規模が小さいうちは、検索ボリュームが2~3ケタを目安にキーワードを選ぶとよいでしょう。キーワードは、単語を2語以上組み合わせた「ロングテールキーワード」がオススメです。
検索ボリュームを調べるには「Googleキーワードプランナー」や「Ubersuggest」などのツールを使用します。
タイトルや見出しにキーワードを含める
検索順位を上げるための施策として「タイトルや見出しにキーワードを含める」のは最重要ポイントです。
「ユーザーに記事内容を理解してもらうため」と「Google検索エンジンに認識してもらうため」の2つの理由からです。
ユーザー向けの対策として「タイトルの前半にキーワードを含める」ことも大切。人は左から右へ視線を動かす習性があるため、左の方にキーワードがあると認識しやすいからです。
タイトルや見出しにキーワードを含めつつ、コンテンツ内容がひと目でわかる文言を考えましょう。
内部リンクを設置する
検索順位を上げるには、内部リンクを適切に設置することも忘れてはなりません。内部リンクとは、サイト内のページ間をつなぐリンクのことです。
内部リンクを効果的に設置すると、以下のような効果があります。
- Google検索エンジンにWebページを見つけてもらいやすくなる
- 自社サイトがそのジャンルに詳しいとGoogleにアピールできる
- ユーザーの滞在時間が伸びてGoogleの評価が高まる
内部リンクを設置する際の注意点は、関連性の高いページをつなぐこと。Googleの評価が高まり、読者も理解しやすくなります。
内部リンクの最適化は、検索エンジンとユーザーの双方に良い効果をもたらす効果的な施策です。
スマートフォンに対応する
Googleはスマホユーザーの増加をふまえて「Webページがモバイル対応できているか」を重要視しています。
モバイル対応することを「モバイルフレンドリー」といい、対応ページは未対応のページより検索順位が上がりやすくなります。
モバイルフレンドリーに対応できているかを確認するには、実際にスマホで確認するほか、Googleのモバイルフレンドリーテストページでテストしてみてもよいでしょう。
表示スピードを改善する
検索時にWebページがなかなか表示されず、イライラした経験をお持ちの方は多いでしょう。サイトの表示スピードは、ユーザーの満足度に直結します。
Googleは読者満足度を重視しているため、表示スピードを上げると検索順位が上がりやすくなります。速度の目安としてはできれば1秒以内、遅くとも2秒以内を目指しましょう。
表示スピードは「Google PageSpeed Insights」や「Googleアナリティクス」などで確認できます。
被リンクを獲得する
Google検索エンジンは「良質な被リンクが多い=ユーザーにとって有益」と判断しています。そのため、良質な被リンクをたくさん集めると、検索順位が上がりやすくなります。
ちなみに被リンクとは、他のサイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうこと。Googleが高く評価するのは「有名なサイト」や「関連性の高いサイト」からのリンクです。
被リンクが多いと、該当ページだけでなくサイト全体の評価(ドメインパワー)が上がるのが大きなメリット。
ただし、被リンク集めは簡単ではありません。コツコツと「第3者がリンクを貼りたくなるくらい質の高いコンテンツを制作する」のが王道のやり方です。
被リンクを無料で確認するには「Google Search Console」がおすすめです。
URLを正規化する
自社サイトを上位表示させるには「URLの正規化」も重要な施策です。
「URLの正規化」とは、サイト内に似た内容のページが複数存在する場合に、Googleから評価してもらいたいURLを1つにまとめることを意味します。
サイト内で似たようなコンテンツ内容のWebページがあると、次のようなデメリットがあります。
- Googleの評価が分散する
- Googleからペナルティを受けるケースがある
- Google検索エンジンが、サイトの存在を把握しにくい
- 被リンクが分散する
- ユーザーにとって利便性が悪い
このような理由から、類似しているWebページは1本化されることをおすすめします。
URL正規化は「Google Search Console」などで確認するとよいでしょう。
その他のSEO内部施策
検索順位を上げるには、サイトの内部構造にも気を配る必要があります。
代表的な施策は以下のとおり。
- メタディスクリプションを設定する
- XMLサイトマップを作成し、Googleに送信する
- パンくずリストを設置する
- 構造化データのマークアップをおこなう
これらの施策は「SEO内部対策」と呼ばれており、適切におこなえばGoogle検索エンジンの良い評価が期待できます。
構造化データのマークアップなど、対策が難しい施策はエンジニアに依頼するとよいでしょう。
検索順位を上げる良質なコンテンツとは
検索順位を上げるためには、良質なコンテンツであることが最低条件です。
良質なコンテンツとは、具体的には以下のような記事を指します。
- 検索ニーズを満たしたコンテンツ
- E-E-A-Tを満たしたコンテンツ
- 最新の情報に更新されているコンテンツ
順にみていきましょう。
検索ニーズを満たしたコンテンツ
良質なコンテンツは「検索ニーズを満たしている」ことが必須条件です。検索ニーズを満たすコンテンツとは、ユーザーの知りたい情報がわかりやすくまとまっており、再検索する必要がない記事のこと。
では、ユーザーの検索ニーズを知るにはどうすればいいのでしょうか。具体的には以下のとおりです。
- 検索者をリアルにイメージする
- Google検索のサジェストキーワードや関連キーワードをチェックする
- 上位表示されているサイト内容を参考にする
- Yahoo!知恵袋を参考にする
この中で最も重要なのは、検索者をリアルにイメージすること。どのような人がどのような悩みや疑問を抱えているのか、具体的にイメージできれば悩みが浮き彫りになります。
その悩みに答えていくことによって満足度の高いコンテンツ・・・すなわち、良質なコンテンツに仕上がります。
E-E-A-Tを満たしたコンテンツ
検索順位を上げるために、Googleが近年重要視している「E-E-A-T」についても理解しておきましょう。
「E-E-A-T」とはGoogle検索品質評価ガイドラインに記載されている評価基準で、以下を意味しています。
- E:Experience(経験)→経験に基づいた内容であること
- E:Expertise(専門性)→サイトやページに専門性があること
- A:Authoritativeness(権威性)→専門知識のある人が発信(監修)していること
- T:Trustworthiness(信頼性)→サイト運営者や発信者が信頼できること
たとえば、権威性のあるコンテンツを作成するには、専門家に記事制作か監修を依頼します。コンテンツに専門家の肩書と名前があれば、その記事の権威性が高くなるからです。
Googleは「E-E-A-T」を検索順位に反映させることによって、上位表示されているコンテンツの質を高めようとしています。
最新の情報に更新されているコンテンツ
もしGoogleの上位記事に古い情報が表示されていたら、ユーザーはGoogleに対して不信感を抱いてしまうでしょう。Googleはそのような事態を避けるために「最新の情報に更新されているコンテンツ」を高く評価します。
公開した記事は情報を更新するだけでなく説明を追加するなどして「高い品質」を維持できるよう、定期的に見直しましょう。
なお、良質なコンテンツ作成については、関連記事「検索で一番上に出てくる理由とは【初心者向け】Googleが上位表示する仕組み」でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
検索順位を確認できるツール
検索順位を上げる対策をしたら「検索順位チェックツール」で効果を検証してみましょう。ツールを使用すると、1つずつキーワードを入力する手間が省けるので作業効率が上がります。
検索順位チェックツールの無料版には以下のようなものがあります。
ただし無料版は、ツールによって次のような制約があります。
- 1回にチェックできる件数に制限がある
- スマホの順位が確認できない場合がある
- キーワードを保存できない場合がある
無料版を不便に感じたら、有料版を検討しましょう。有料版検索順位チェックツールを3つ紹介します。
- SEOツールラボ(GRC)(インストール型)
- RankTracker(インストール型)
- TACT SEO(クラウド型)
検索順位は変化していくので定期的に確認し、必要があればコンテンツ内容を改善していきましょう。
なお、自社サイトがGoogleにインデックス(登録)されているか不安な場合は、関連記事「検索に引っかかるようにするには【これで解決】確認方法や対策も解説」にて原因などを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
検索順位を上げるには時間と労力が必要
検索順位を上げるためにさまざまなSEO対策をおこなっても、成果を出すには一定期間が必要です。
SEO対策は、やればやるほど効果が現れるものではありません。試行錯誤しながら最適解を見つけていくので、どうしても時間がかかってしまうのです。
同じ対策をしても「対策をおこなった時期」や「キーワード」によって結果は異なり、しばらく変化がなかったり、時には順位が下がったりする場合もあります。
SEO対策は、右肩上がりで順調に成果が出るものではないことを念頭において取り組みましょう。
検索順位を上げるために絶対やってはいけないこと
検索順位を上げる対策として、絶対にやってはいけないことがいくつかあります。Googleはポリシーに違反しているサイトに対して「検索順位を下げる」などのペナルティを課しているからです。
やってはいけないことの代表例は以下の2つ。
- 外部リンクの購入
- 低品質なコンテンツの量産
順に解説していきます。
外部リンクの購入
SEO対策として被リンクの獲得は非常に有効な手段ですが、業者などから購入した外部リンクはペナルティの対象になります。
被リンクはあくまで「自然に増えていく」のを目指しましょう。そのためには、質の高いコンテンツ制作が一番の近道です。
低品質なコンテンツの量産
ひと昔前はコンテンツ量の多いサイトが評価されていたこともありましたが、今は「量より質」の時代です。低品質なコンテンツがサイト内に残っていると、サイト全体の評価を下げる原因になるので注意しましょう。
低品質なコンテンツとは、読者満足度の低いコンテンツです。「Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー」に具体例があるので、心配な方は確認してみてください。
検索順位を効率よく上げるには専門家に依頼するのがベスト
SEO対策を本格的におこなうには、専門知識や有料ツールが必要になります。
専門知識としては「Google検索品質評価ガイドライン」や「Google検索セントラル(旧称Googleウェブマスター)」に記載されている内容です。
また、効率を考えると有料の専門ツールも必須になります。時間や手間が相当かかるので、本業が忙しい場合は後回しになってしまうケースが多いでしょう。
検索順位を効率よく上げるには、専門家に依頼するのもひとつの方法です。
検索順位を上げるための8つのSEO対策!のまとめ
本記事では、検索順位を上げるための対策8つと、SEO対策に必要な専門ツールなどを解説しました。
自社サイトの検索順位が上がると次のようなメリットがあります。
- 新しい販路として活用できる
- 営業ツールとして活用できる
- 信頼感が得られてイメージアップにつながる
- 求人募集ツールとしても活用できる
これからは事業規模に関わらずWebマーケティングが必須になります。しかし、サイト運営は想像以上に時間や労力を必要とするため、手が回らずにお困りの事業者様も多いでしょう。
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