小川電機株式会社は、大阪市内はもとより近畿一円に営業ネットワークを広げ、地域に密着したサービスで、先端エレクトロニクスライフを提案している、電設施設・住設機器・家電製品の総合卸商社です。
2022年に会社設立60周年を迎え、小川電機60周年プロジェクトの総合プロデュースのお手伝いをさせていただきました。
概要
小川電機さんから『60周年プロジェクトのプロデュースをしてほしい』とご相談がありました。過去の周年では、冊子やポスター、映像など、さまざまな制作をされています。今回はそれらすべてのプロジェクトを任せていただきました。
『60周年では何を作ればよいか。
周年は自社だけのためでなく、お客さまにも楽しんでいただきたい。』
そういった会話から始まったミーティング。しかし話を進めていく上で、「60周年は自社やお客さまのために何をしなければならないのか」がまとまっていないと感じました。
何を作るにしても、お客さまに楽しんでいただくにしても、それらがなぜ必要なのか。もし『なぜ』という目的がはっきりしなければ、ただただ周年をやっただけになってしまわないか。
「60周年のあるべき姿から決めるませんか」とご提案し、プロジェクトを進めていきました。
プロジェクトの背景
パーパスやビジョン、ミッション。
会社の存在意義や未来像、目的など、表現は違えど小川電機さんにもありました。
小川電機さんの社訓は、
健康、熱意、誠実。
そして社是は、
良質なる商品、迅速なる供給、適正なる価格を
旨とし取引先との共栄を図り、社会に奉仕する。
会社の繁栄は私達の幸福を築く糧であることを確信し
常に社業と自己の進歩発展に努める。
コンセプトは、
わたしたちが届ける。
「かゆいところに手が届く。」
「100年先まで私たちが届ける。」
ここ数年でビジョンなどをつくる企業が増えたように感じます。
また小川電機さんのように、創業当時の社是などが残る会社も多くあります。
しかし、ビジョンや社是などはあるけど知らない。
コンセプトを決めたけど社内には浸透していない。
ビジョンをつくるだけで満足し、結局どのような効果があったかわからないまま終わる。
ビジョンあるあるのはなしは脱線するためここで終わりますが、小川電機さんでもコンセプトを知らない社員が多くいることがわかりました。
そういった経緯から、「小川電機60周年のコンセプトは社員が考え、すべての制作物の表現は自由であるかわりに、必ずコンセプトを指針にする。』と約束事を決めました。
ポストイットに小川電機像を書き出していく。
似たような表現をグルーピングしていき、自分たちの考えを整理する。
そこから何が見えるか。何をすべきで、何をしなくていいのか。
初めての作業にも関わらず最後まで考え抜き、出た言葉が、
いつの時代も、”人”からはじまる。
小川電機株式会社のホームページは下記URLよりご覧ください。
https://www.ogawa.co.jp/
小川電機60周年のプロジェクトコンセプトによる制作物はこちら。
https://aoni.jp/work/ogawa60/
合同会社あおにが携わったプロモーション事例は下記からご覧ください。
https://aoni.jp/category/work/