検索で一番上に出てくる理由とは【初心者向け】Googleが上位表示する仕組み

    top-in-search

    「自社サイトを立ち上げたが、なかなか順位がつかない」
    「検索で一番上に出てくる理由は何だろう?」
    「上位表示するために必要な施策を知りたい!」

    検索で一番上に表示されると自社製品(サービス)の認知拡大はもちろん、コストを抑えた集客も可能です。しかし、苦労して自社サイトを立ち上げたのに検索順位が上がらずお困りの方も多いのではないでしょうか。

    そこでこの記事では、以下の内容についてわかりやすくまとめました。

    • 検索で一番上に出てくる理由
    • Googleが検索順位を決める判断基準
    • 検索で一番上が決まる仕組み
    • 検索で一番上に出てくるために知っておきたいポイント
    • 検索で一番上に出てくる理由は変化している

    この記事を読み終えると検索順位がつくシステムが理解でき、一番上に出てくる理由がわかります。

    理由がわかればやるべきことが見えてくるので、上位表示も夢ではありません。ぜひ参考にしてください。

    堀川 雄一

    合同会社あおに 代表 堀川 雄一

    企業が抱えるコミュニケーションの問題解決に、ストーリーテリングを軸としたコミュニケーションデザインで伴走支援することを事業としています
    クラウドファンディングのご相談は約290件以上。多くの失敗例と成功例を目の当たりにした経験から、ただただ制作をするのではなく、お客さまを知り、会社やプロダクトの真価を引き出し、コミュニケーションの壁を取り払い、”びくびく”した気持ちを”わくわく”に変えています。

    目次

    検索で一番上に出てくる理由

    まずは本題である「検索したときに一番上に出てくる理由」について詳しく解説していきます。

    1位になるのは検索者が最も満足できる情報

    検索で一番上に出てくる理由は、そのコンテンツが「ユーザーにとって最も満足できる情報」とGoogleの検索エンジンが判断しているからです。

    Google検索エンジンは利用者を増やしたいため、読者満足度の高い情報が上位になるように工夫しています。もしデタラメな情報が検索上位に出てきたら、Googleに対する不信感が募ってだれもGoogleを使わなくなるでしょう。

    Googleは利用者が減ると困るので、公平に検索順位をつけるよう改善を重ねているのです。

    Google社の経営理念ともいえる「Googleが掲げる10の事実 」でも、1つ目に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」と掲げています。

    このことからもGoogleが最も大切にしているのは「ユーザーを第一に考える」ことだと考えて間違いありません。

    検索で一番上に表示されるには「ユーザーが満足するコンテンツ作成」と「Googleに評価してもらえる施策」を実行していくことになります。

    検索順位を決めるGoogleには独自の評価基準がある

    では、Googleはどのようにして検索順位を決めているのでしょうか?

    Googleは独自のプログラム(検索アルゴリズム)を使用してサイトごとに内容を評価し、検索順位を決定しています。

    Googleを巨大な図書館にたとえると、日々増え続ける莫大な数の本のなかから、利用者のリクエスト(検索窓に入力する言葉)に対して、有益だと思われる本をランキングにして提示する・・・このとき、本を選び出すのがGoogle検索アルゴリズムの役割です。

    Yahoo!もGoogleのデータベースを活用している

    Googleは世界で圧倒的に利用者数の多い検索エンジンですが、日本では「Yahoo!(ヤフー)」を利用している方も多いでしょう。

    Yahoo!はGoogleより古くからある検索エンジンですが、2011年からGoogleの検索技術を導入し始めたため、検索結果はGoogleに準じています。

    Yahoo!は独自コンテンツ(ヤフー知恵袋・ヤフーニュースなど)も表示されるので、Googleとまったく同じ検索結果ではありませんが、大枠では同じと考えて差し支えありません。

    ちなみに、マイクロソフトが提供している「Bing(ビング)」は独自の検索エンジンを使用していますが、利用者が少ないためGoogle対策をしておけば問題ないと考えられます。

    Googleが検索順位を決める判断基準

    検索で一番上に出てくる理由は「Googleに評価されているから」と前述しました。その評価の判断基準となる検索アルゴリズムには、200項目以上の指標が存在するといわれています。

    なかでもGoogleがとくに重視している「ンキングを決定する主な要因」は以下のとおり。

    1. 検索意図の把握
    2. 検索キーワードとWebページとの関連性
    3. コンテンツの品質
    4. ウェブサイトのユーザビリティ
    5. 文脈の考慮

    順にみていきましょう。

    検索意図の把握

    Googleは「ユーザーが知りたい情報」を検索結果の一番上に表示するため、ユーザーの検索意図を正しく把握するよう努めています。

    そのためにおこなっている分析内容は以下のとおり。

    1. ユーザーが知りたいのは一般的な情報か、特定の情報か?
    2. ユーザーはニュースなどの最新情報を知りたいのか?
    3. ユーザーが検索している場所周辺の情報が知りたいのか?

    Googleは上記のような分析を行い、ユーザーが知りたい情報に最短でたどり着けるよう工夫を重ねています。また、Googleの検索アルゴリズムは入力間違いにも対応しています

    検索時に「次の検索結果を表示しています:〇〇」といった文言とともに、正しい検索結果が出てきた経験がある方は多いでしょう。

    そのほか、Googleのアルゴリズムは類義語にも対応しているので、検索キーワードがわからずに適当な言葉で検索しても意外と早く欲しい情報にたどりつけます。

    これはGoogleが単純に「コンテンツ内の検索キーワードの量」によって評価しているのではなく、検索意図を予測しているからだといえます。

    Googleは「ユーザーの知りたい情報」を選び出すため、高度な技術を駆使して改善を重ねているのです。

    検索キーワードとWebページとの関連性

    Googleは、検索キーワードから想像できる「ユーザーの意図」に、最も関連性の高いコンテンツから順番にランキング表示しています。

    たとえば、検索キーワードがタイトルや見出し・本文に含まれていると「関連性が高い」と評価されます。

    また、近年は検索アルゴリズムの精度が上がっており、必ずしもコンテンツに検索キーワードが含まれているとは限りません。

    人工知能によって「関連性が高い」と判断されれば、検索キーワードが含まれていなくても上位表示されることがあるのです。

    とはいえ、コンテンツ内で検索キーワードを使用するのは、上位表示させるための重要な施策。無理のない範囲で、ぜひやっておきたい対策です。

    コンテンツの品質

    Googleの検索アルゴリズムは、コンテンツの品質についても細かくチェックしています。コンテンツの品質は「情報の新しさ」や「ユーザーの満足度」「E-E-A-T」などに注目して評価しています。

    「E-E-A-T」とはGoogle検索品質評価ガイドに記載されている評価基準で、次の頭文字をとった略語です。

    • E:Experience(経験)
    • E:Expertise(専門性)
    • A:Authoritativeness(権威性)
    • T:Trustworthiness(信頼性)

    Googleは「経験に基づいた内容か」「サイト全体がその分野に特化しているか」「社会的認知度や評価が高いか」「運営者が信頼できるか」などによって、コンテンツの品質を見極めようとしています。

    コンテンツ上部に「〇〇監修」とあり、専門家の顔写真と肩書が記されているのをよく見かけますが、これはその記事の権威性や信頼性を高めるために記載されているのです。

    ウェブサイトのユーザビリティ

    Googleは「コンテンツ内容に大きな差がない場合、ユーザーが快適に検索できるページを高く評価する」としています。

    具体的には次のような点を重要視しています。

    • モバイル端末用に最適化されているか
    • ページが素早く表示されるか

    Googleは「スマートフォンに最適化されているサイトを優遇する」と表明しているので、モバイル端末でも閲覧しやすく体裁を整えておく必要があります。

    また、ページの表示速度にも注目しているため、画像のファイルサイズを小さくしたり不要なファイルやツールを整理したりして、読み込み時間の改善を図るとよいでしょう。

    文脈の考慮

    Googleは同じ検索ワードで検索しても、ユーザーによって表示内容を変えています。Googleが検索結果に加味しているのは「ユーザーの位置情報」や「過去の検索履歴」です。

    たとえば英語の「football」の場合。同じ「football」でもアメリカではアメリカンフットボール、イギリスではサッカーを意味するため、それぞれの国に応じた検索結果を表示します。

    また、野球についてよく検索されている方が「ソフトバンク」や「ヤクルト」などと検索すると、店舗情報や商品情報より野球関連のコンテンツが表示されやすくなります。

    このように、Googleの検索結果は「ユーザーにとって関連性の高い情報」が一番上に出てきやすくなっているのです。

    検索で一番上が決まる仕組み

    検索で一番上に出てくる理由として、ここではGoogle検索エンジンの仕組みについて解説します。まずは、そもそも検索エンジンとは何なのかおさらいしておきましょう。

    検索エンジンとは

    検索エンジンとは、インターネット上にある情報を探し出すためのシステムのことを指します。

    検索エンジンにはいくつかの種類がありますが、Googleの場合は完全自動化されているロボット型検索エンジンが用いられています。

    検索エンジンはGoogleのほかにも、Yahoo!・Bingなどがありますが、シェアはGoogleが圧倒的。世界中の9割以上の方に使用されています。

    Google検索エンジンの仕組み

    Google検索エンジンでは3つのプロセスが実行されています。

    1. クロール:情報収集
    2. インデックス登録:データベース化
    3. 検索結果の表示:検索ワードに応答

    上記のように、まずクローラーと呼ばれる自動プログラムが新しいページや更新されたページを見つけ出し、内容を分析してすぐ取り出せるようにデータベースに格納します。

    そしてユーザーが検索ワードを入力すると、ユーザーに適した情報を重要度順に並べ替えて表示するのです。

    ちなみにこの「並べ替えるしくみ」を「検索アルゴリズム」といいます。

    検索で一番上に出てくるために!知っておきたいポイント

    ここまで検索で一番上に出てくる理由についてお話ししてきましたが、ここでは具体的に何をすればいいのか、いわゆるSEO対策について「ホームページ立ち上げ時」と「コンテンツ制作時」に分けて解説していきます。

    SEOとは、Search Engine Optimizationの略語で、日本語にすると「検索エンジン最適化」。SEO対策とは、検索エンジンからサイトに訪れる人を増やす施策のことをいいます。

    ホームページ立ち上げ時

    検索上位を目指すためにやっておきたいことは多数あり、すべてを書き出すと数十個にもおよびます。

    そこでこちらでは、ホームページ立ち上げ時に最低限やっておきたいことを5つご紹介します。

    1. 独自ドメインを登録:〇〇〇.com、〇〇〇.co.jpなど
    2. SSL化に対応:https://で始まるアドレスにする
    3. Google検索エンジンに登録:Google Search Consoleでリクエスト・サイトマップの送信
    4. スマートフォンに最適化:モバイルフレンドリーテストをおこなう
    5. クローラーが巡回しやすいサイト構造:パンくずリストの設定・内部リンクの最適化など

    上記のうち、内部リンクの最適化についてはコンテンツが追加されるたびに見直していきましょう。

    コンテンツ制作時

    コンテンツの制作時には次のような点を心がけましょう。

    • 内容はあくまでユーザーファーストにする
    • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重視する
    • 検索意図にあったコンテンツを作る
    • 定期的に記事をリライトする

    最初にも述べたとおり、検索で一番上に出てくる理由は「ユーザーにとって最も満足できる情報」とGoogleが判断するからです。

    そのためにはユーザーファースト(ユーザーに有益であること)が何より重要。「ユーザーが知りたい情報とは何か?」を考え抜いて、過不足なく伝える必要があります。

    また、コンテンツの品質を高めるためにE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重視することも忘れてはなりません。

    情報の鮮度が重視される記事の場合は、定期的にリライト(文章を書き直すこと)をおこない、最新の情報に更新しておきましょう。

    ここで取り上げたのは最低限の施策であり、検索で一番上に表示させるにはかなりの時間と労力、そして専門知識を要します。

    自社にノウハウがない場合は外部委託している企業が多いのが実情です。

    検索で一番上に出てくる理由は変化している

    Googleの検索結果で一番上に出てくる理由や条件は、ずっと変化し続けています。

    「ユーザーが知りたい情報」を選び出すために、Googleは多くのテストを繰り返して改善しているからです。また、私たちユーザーも「知りたい情報」の求め方が変化しています。

    ひと昔前は「たくさんの商品を比べて決めたい」人が多かったのですが、最近はSNSの利用者が増えたため「インフルエンサーがおすすめする商品のなかから決めたい」という人が若年層を中心に増えています。

    Googleはこのような変化にも対応しているので、今の「検索で一番上に出てくる理由」は1年後には変わっているかもしれないのです。

    Googleアルゴリズムの変更は「Googleコアアップデート」といい、年に数回実施されています。

    検索上位を目指している方は、Googleの公式Twitterをチェックして、コアアップデートについての情報収集をしておくとよいでしょう。

    検索結果で一番上に出てくる理由を解説!のまとめ

    検索で一番上に出てくる理由は、そのコンテンツが「ユーザーにとって最も満足できる情報」とGoogleの検索エンジンが判断しているからです。

    ですから「ユーザー」と「Google」の2方向から対策する必要があります。

    自社メディアが検索上位に上がってくれば、コストをかけずにブランディングや集客が可能になるため、順位を上げる対策はぜひやっておきたいところ・・・

    しかし、なかなか本業の片手間にできる作業量ではありません。ホームページの制作や運用を外部委託している企業が多いのは当然のことでしょう。

    弊社あおにでは、中小企業を対象にSEO対策(検索エンジンからのサイト流入を増やす施策)に関するお手伝いをしています。

    興味をお持ちの方は無料ミーティングを実施しておりますので、ぜひお気軽にお申込みください!

    『合同会社あおに』では、お客さまと事業者のコミュニケーションをサポートしています。より深く知りたい方へオンラインミーティングでご相談ください。

    もう1記事読めそうであれば、こちらの記事がおすすめです。

    目次