一通のメールで、
その企業の印象が決まってしまうことがあると思いませんか?
先日、弊社宛てに一通のお問い合わせメールが届きました。
一見、普通の営業メールに見えましたが、
そこには大きな問題がありました。
送信先の会社名が間違っていたのです。
弊社は「合同会社あおに」ですが、
メールには別の会社名が記載されていました。
なぜこのような間違いが起きたのか、
正確な理由はわかりません。
担当者のミスなのか、
あるいは営業代行会社の不手際なのか…。
しかし、こういった些細な間違いが、
企業のイメージを大きく損なうこともあるのです。
皆さんは、最後に送ったビジネスメールの内容を覚えていますか?
それは相手にどのような印象を与えたでしょうか?
「数撃ちゃ当たる」式の営業手法を取っているのであれば、
こうした間違いは些細なことかもしれません。
しかし、これは初めてのことではありません。
同様の間違いを含むメールを何度か受け取ったことがあります。
営業は、新しい相手と接触する機会が最も多い部門です。
だからこそ、企業としての適切なコミュニケーションが求められるはずです。
特に初めての接触では、相手に対する配慮と正確さが重要になります。
一方で、丁寧な個別対応を心がける企業もあります。
そういった企業は長期的な信頼関係を築くことに成功しています。
相手の名前を確認する、
メール送信前に内容を見直す、
相手の立場に立って考えるなど、
簡単なステップで大きな違いを生み出せるのです。
今回のメールに記載されていたリンク先を確認してみると、
そこは地方の中小企業に特化したコンサルティングを
提供している会社のものでした。
しかし、基本的な情報の確認すら怠る企業に、
果たして自社の経営を相談できるでしょうか?
この事例は、
デジタル時代におけるコミュニケーションの難しさを示しています。
確かに、人間である以上、間違いは起こりえます。
しかし、明らかに定型文を使用し、
無差別に送信されたと思われるこのメールは、
受け手の立場を全く考慮していないように感じます。
特に中小企業を対象としているのであれば、
なおさら丁寧なアプローチが必要ではないでしょうか。
相手の状況を理解し、個別に対応することが、
コンサルティングの基本と考えているためです。
皆さんも、日々のビジネスコミュニケーションにおいて、
この点に対して意識する機会をつくってみませんか。
たった一通のメールが、
あなたの企業の印象を大きく左右するかもしれません。
そして、それが新たなビジネスチャンスを
生み出す鍵となるかもしれないのです。
コミュニケーションは、ビジネスの基本であり、
信頼関係を築く上で欠かせない要素です。
デジタル時代だからこそ、
人間味のあるコミュニケーションの価値が
高まっているのかもしれません。
一度立ち止まって、
自社のコミュニケーションのあり方を見直してみる。
そんな小さな行動から、
大きな変化が始まるのではないでしょうか。