たったひとりの日本人女性の想い。
アジア初上陸!!黒ぶどうピノネロ100%スパークリングワインMagot先行販売!
ご依頼内容:
企画制作一式(ディレクション・撮影・デザイン・コピーライティング)
エフォートフューチャー様は、「ルッツァーノと出逢って人生が変わった」というATSUKOさんの想いを実現するために、クラウドファンディングを活用されました。
クラウドファンディングでは輸入ワインをすることに至った経緯を背景とし、ATSUKOさんの人生とワイナリーとの暮らしを伝え商品価値を訴求しました。
プロジェクトについて

『自分から言わなくても良さがわかる人にはわかるんだし、売り歩く必要もない。飲みたい人が訪ねてくればいいじゃない』
世界的に著名なワイン評論家、ロバート・パーカーからもお墨付きを得た逸品でありながら、元貴族のお姫様である当ワイナリーのオーナーは「そういうことをわざわざ謳うなんてバカみたい」と商売っ気を持ち込むことを好みません。
それゆえ日本で広めることについても、なかなか首を縦に振ってくれなかったオーナー。
しかし、「ここで暮らそう。ここでワインを造ろう」とイタリアに生活拠点を移し3年間通い続け、片想いが実りました。
それほどの恋をしたワインが「Magot」です。
制作の考え方
ATSUKOさんは25年ほどの間、ほぼ毎日口にするほどワイン好きでした。
しかし、ワインに含まれている添加物や防腐剤に対するアレルギー症状。いつしかグラス一杯のワインを飲むだけで気分が悪くなってしまいました。
この自身の体験談と照らし合わせ商品の魅力を伝えました。
自身の体験に勝る説得力はない。
私の持論ですが、クラウドファンディングでは自身の体験がとても重要になります。
経験したからこその説得力があり、そこには正直さがあります。
今回のポイント!
食品で一番難しいのは味と匂いです。イメージで伝えても味覚や嗅覚は人によって異なり、必ず伝えたい想いと一致するとは限りません。
したがって、甘みや風味を言語化しても、訴求ポイントにはなりにくいと考えました。
そこで、ATSUOさんの経験を辿っていくことにより、支援者も同じ体験をしたくなる。結果、飲みたくなる。
文章を読めば、この価値を一緒に味わっているような感覚へ落ち入るようにしました。
しかし、多くの方は文章を読みません。読ませるためには、それで、それでと続く構成が必要になります。
弊社では特にこの構成に時間をかけています。
まとめ
クラウドファンディングでは95人の方にご支援いただきました。
自社商品ではなく、輸入商品でもクラウドファンディングを活用することは可能です。
しかし、単なる輸入ではなく、想いや体験といった自社だからこそできる考えが必要だと思います。
ここ数年で海外商品のテスト販売としてクラウドファンディングが多く活用されていますが、個人的にはあまり好きではありません。
クラウドファンディングは想いがあって、それがきっかけとなり持続的な販売に繋がると考えているからです。
その証明ができるプロジェクトだったのではないかと改めて実感しています。