【CF10】伝統工芸士が織りなす技。薄さ1mm・桐製のロックグラスで贅沢なひとときを。

    毎日の食卓に添える
    懐かしいぬくもり
    華やかないろどり

    伝統工芸士が織りなす技。薄さ1mm・桐製のロックグラスで贅沢なひとときを。

    ご依頼内容:
    企画制作一式(ディレクション・撮影・デザイン・コピーライティング)

    和歌山県紀の川市出身の伝統工芸士、東 福太郎さん。

    桐で作った手のひらサイズの器を広めて、桐の魅力を再認識してもらいたい。
    ひいては、日本の伝統工芸界を盛り上げたい。

    そのような想いで、今回クラウドファンディングに初参加されました。 

    目次

    プロジェクトについて

    桐製のロックグラス

    「何度転んでも起き上がる」この器には、そんな物語を託しています。

    「木の女王」と呼ばれ、古来より収納、保管に適した良質な木材として重宝されてきた桐は、幸運をもたらす神聖な木という顔も持ち、天皇の家紋、さらには武家や大名の紋章のデザインとしても取り入れられてきた歴史を有している。

    また桐の器に、起き上がりこぼしになる仕掛けをほどこしています。

    古来より縁起のよい神聖な木とされていた桐が登場する世界最古の文献には、桐にまつわる伝説が残されています。秦の始皇帝は、泰平の世が訪れると姿を現すとされていた吉兆の霊鳥・鳳凰が舞い込んでくるように、鳳凰が寝床とする桐を宮中に植えた、というのです。 

    だったら僕は桐を扱う職人として、何度もよみがえる不死鳥・鳳凰のごとく、低迷する桐箪笥業界を復活させよう、盛り上げよう。その先にはきっと、伝統工芸界の明るい未来が待っている――。

    プロジェクトの背景にはこのような想いを託されていました。

    制作の考え方

    このプロジェクトとは、クラウドファンディング制作において初めての伝統工芸品でした。
    伝統工芸はどの分野でも高齢化が進み、軒並み後継者不足と言われています。しかし、そんな状況をなんとかしたいと想う若い職人がいるのも事実です。東さんもその一人であり、彼の想いをどのようにして伝えるかがポイントになりました。

    「日本文化の伝統工芸を残さなければならない」

    これは伝統工芸に限らず、自分自身のテリトリーであれば誰もが同じように考えることです。しかしそれは自分自身の目線であって、相手はそう思っていないかもしれない。例え残さなければならないとしても、それを強要するような形になってはならない。

    なぜ残さなければならないのかを理解してもらうためには、そのものが必要とされてきた背景をまず知ってもらう。そして一つひとつ紐解いていく。一見遠回りではありますが、これが一番想いを伝える近道ではないかと思います。

    今回のポイント!

    伝統工芸品の魅力をどのようにして伝えるか。また第一印象をどう見せるかとても悩みました。そこで商品撮影の背景には、パイル織のような起毛がある乳白に近い背景紙を使用しました。

    写真を見ていただくとわかるとおり、起毛による影のグラデーションが商品を引き立てています。一般的な白い紙ではこのようなグラデーションは表現できません。

    伝統工芸は長い歴史の中から生み出されたものです。その歴史の重みを写真で表現する際に、影のグラデーションをうまく使っていただくといいかもしれません。

    まとめ

    クラウドファンディングでは58人の方にご支援いただきました。

    人数としては少ないかもしれませんが、最低でも1つ5,000円する伝統工芸品に支援され、総支援額が100万を超えました。

    また今では同じ桐の器の値段が2倍近くなり販売されています。クラウドファンディングは価値が上がる伝統工芸の先行投資になるのかもしれません。

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