YouTubeの1日あたりの動画視聴時間が10億時間超のデータ*からわかるように、ここ数年で動画を用いたPRは当たり前になりました。
そのため、数年前からプロジェクトページのTOP画像に動画を埋め込むことが増えています。
ということで今回は『クラウドファンディングにどのような動画を作ればいいか』についてお話させていただきます。
ここからお伝えする内容を知っていただければ、ページの訴求があがるとともに、動画制作にかかる時間も節約できます。
この記事を監修する専門家
HOLIGON 堀川 雄一
日本大学芸術学部写真学科卒。大手広告代理店、MORE VISION tokyo腰塚氏に師事し、2009年よりフォトグラファー・レタッチャーとして活動。26歳で30年以上続くオーストリアの雑誌に年間ベスト200の広告フォトグラファーとして選出される。現在は、活動の場を東京から生まれ故郷の奈良に移し、経営とPR戦略を両軸にクリエイティブディレクション及びクリエイティブコンサルティングとして活動。また中小企業の広告写真や映像制作、クラウドファンディングの総合ディレクションを行う。筆者は約70プロジェクト、支援金総額1.2億円、総支援者数1.5万人超えの実績があります。
結論
『尺を短く端的に』です。
私も2年ほど前から動画を活用するようになりました。当時はブランディング動画のようにかっこよく見せ、1分半ほどの動画を意識していましたが、動画の内容を分析すると視聴率が悪く、最後まで見てもらえていませんでした。
結果として、自己満足動画でしかないことがわかりました。
その中でも見てもらえた方の動画↓
その反省から改善したのが、今のスタンスである『尺を短く端的に』です。これにより高視聴率を維持し、短くても最後まで見てもらえるものとなりました。
尺が短い動画で一番再生されているもの↓
再生回数とページビュワー数を照らし合わせると比率が高くなっているため、『動画をみて気になったからページも見てみた』と、少なからず誘導できたのではないかと感じています。
もちろん短くするには難しさもあります。その作成方法を3つに分けてお話していきます。
1、尺を短くする
現代人の集中力持続は金魚以下!IT進化で激減*
人間の集中力は8秒しか続かない、金魚以下
この記事は2017年のものです。内容は面白いのですが研究されたソースを見つけられなかったため都市伝説程度でお考えください。
しかし、YouTubeを見ていると再生する前に広告動画が流れます。あれを「バンパー広告」といいますが、それが約6秒ほどの尺です。他にも「TVer」や「AbemaTV」でも短いWeb動画広告が導入されています。
私のような小さな企業では調査をするにも限界があります。そのようなときは、大手が導入している方法を真似するのもひとつです。
このことから尺は長くても15秒にすることにしました。
2、1つの動画で伝えることは1つ
短い動画であれもこれも伝えるのは難しいです。そこで1つの動画に1つだけ伝えることを徹底します。
また短い動画であれば繰り返してみることによる効果もあります。したがって「また見たい」と思わせることも大切です。
また見たいと思わせることは結果行動を起こすことにもなります。行動を起こせばページも見てくれる可能性も高まります。
3、難しく考えない
ここが一番重要になります。
世界にはトップクリエイターといわれる制作者が数多くいます。その方達でさえ、尺が短い動画でどのようにすれば伝わるか日々悩まれています。
短い動画で工夫し、短い動画の役割を戦略的に考える。トップの人たちは何十個とアイデアを出し、最適な動画を作成しています。
残念ながら私はそこまでの力がありません。またそこに時間を割くこともできません。したがって私の動画はそれほどクオリティーは高くありません。むしろ尺の短い動画は動画でなくスライドショーにも近いです。
この難しさはほとんどの方も同じではないかと考えています。それであれば難しく考えずにたくさん動画の種類を作ってみる。作ってみた動画を流して反応がなければ違うものにしてみる。
このように実践で試してどんどんブラッシュアップするものひとつではないでしょうか。
クオリティーが高いことには越したことがありませんが、そういった動画を作るにはそれなりの費用も必要です。
でもクオリティーが高いからといって効果があるかはわかりません。だったら、予算の都合がつかなければ難しく考えずにどんどん作ってみて試すことが私は重要だと思っています。
まとめ
- 尺を短くする
- 1つの動画で伝えることは1つ
- 難しく考えない
よってページを見てもらえる動画を作るにであれば『尺を短く端的に』を私の経験からおすすめいたします。
この方法を参考にしていただき、誠心誠意がこもったページを見てもらうようにしていきましょう。
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